コデックス装×PURで、特許取得しました
コデックス装の背固めにPURを使った、
新しい製本技術を渋谷文泉閣が開発しました。
2018年1月には、特許も取得しています。
コデックス装の「開きの良さ」はそのままに、
PURを使用することで、より「丈夫」に。
紙の柔らかな質感と、樹脂の透明感の対比が
新しい仕様です。
また従来の仕様では、
ノドに糊が入りすぎる「泣き込み」がありましたが、
PURは背だけに薄く塗布することができ、
ベタ印刷や見開き等にも安心の仕上がりです。
さらに、背が平滑になったことで、
パッド印刷もできるようになり、
デザインの幅が広がりました。
パッド印刷は何度も試作を重ね、
ツヤツヤな糊の皮膜にも、インキ落ちせず
鮮明な印刷を実現しました。
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*コデックス装
糸かがり綴じの背を糊で固めただけの仕様で、
綴じ糸がそのまま見えます。
*PUR
ポリ・ウレタンリアクティブ(Polyurethane Reactive)
の略で、従来のEVA系ホットメルト接着剤に比べ、
柔軟性・強度・耐熱性などあらゆる面で優れ、
環境にもやさしい仕様です。